ネットで話題となっている、安芸高田市の若き市長石丸伸二市長(いしまるしんじ)と市議会のバトル。
このバトルでの登場人物が、石丸市長と、山根温子市議です。
この二人のバトル、一体どんなバトルを繰り広げているのかご紹介したいと思います。
半日議会の答弁を見てまとめました。長かったです。。。
安芸高田山根温子市議とはどんな人？
山根温子（やまねあつこ）
生年月日： 1956年2月15日 (年齢 67歳)
出身：広島県府中市
大阪薬科大学薬学部卒業 広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻修士課程修了
所属：清志会所属
議員期間：２００８ー２０１２、２０１６ー現在 現職
安芸高田市の市議会議員の山根温子議員です。
実は２０１６年に市長選に出馬しているんです。ただ、惜しくも５００票差で現職の市長に届かずでした。
石丸市長に関しては、関連記事にて書いてますのでそちらをご覧ください♪
今回は裁判沙汰にもなっている恫喝の裁判とは別に、議会でのバトルを書いていきたいと思います。
バトルとは書いていますが、市議会議員と市政との議論が活発なのはとてもいい事だと思うんです。内容はともかくとして、こうやって国政ではなく自治体の政治について注目を浴びるという事は、山根市議個人的にはあまりウェルカムな事ではないかもしれませんが、今まで興味が無かった地方政治について学ぶ場にもなるのかなと個人的には思います。
お恥ずかしながら、市議会で市長（執行部）と市議（市民の代表）がこういう議論をしている事すら私あまり知らずでした。
市議会ってこういう事をしているんだ！という学びにもなると思っています。（内容はさておき）
さて、ではバトルの内容を見ていきたいと思います！
①石丸市長に山根温子市議からの先制パンチ(安芸高田市マスタープラン)
２０２２.９ 統計学知ってます？
この日は安芸高田市の都市計画マスタープランについて山根市議が一般質問に立ちました。
ええとですね。この時の議会の動画も見たのですが・・・
質問内容がつまりは何を言いたいか？が私もよくわからなくてですね。石丸市長も色々な議会動画で度々おっしゃってるのですが、質問内容が明確じゃないんです。ご自分の意見と、他の見解なんでしょうか。色々な事を混ぜて答弁されるので、一般市民の私が聞くと『結局何が質問なんだろう』と思ってしまいまして。
全部視聴した結果、きっとこれが質問なんだろう！と思った次第です。
これに対し、石丸市長は
統計学ってご存じですか？
母集団の１部を抜き出すのがサンプリング。
全員に声をかけようというのが全数調査です。
回収率３割は低いのでは？
全戸調査の回収率はそもそも３割程度と予想しています。(別部署の方が回答)
回答率２９．１％で３０％との乖離は１％ですがこれを
①大きな差
②小さな差
③わからない
どう思われますか？
ここで答えない山根議員に議長から答えるようにと言われる。
３０％から２９％に下がったのは認めます
このやり取り本当はもっともーっと長いんです。かなり短く書いているので、もし前後の詳細等を知りたい場合は、議会の動画が公式HPにありますので見てみてくださいね。
京大出身である石丸市長はとても弁がたちます。統計学は非常に難しく一般的な学問ではないので、石丸市長はご存じでも普通の方は知らないでしょう。
ガッツはすごいです山根市議！聞きたいことはイマイチ伝わってこなかったのですが、思いは伝わりました。
ですが、もう少し質問を簡潔に短くして頂けると動画を見ている市民や、他の県民も分かるかと思ます。
②石丸市長は台風の時どこにいたんですか？(プライベート質問⁉)
２０２２．１２ 大一番！台風の時どこにいた？
広島に台風が来た時の事です。この話題年単位で出ますから、覚えておいて下さい。
この台風というのは、2022年9月19日に広島を通過していった台風14号の事です。
幸い被害は思っていた程ではなかったのですが、新幹線が計画運休、暴風警報が発令されてた様です。
18日に暴風警報と災害対策本部が設置されました。
そこに市長はいらっしゃいませんでしたね。
17日～19日は3連休でした。
16日に台風の対応方針を執行部と話し合い、情報を共有できる様にしていました。
石丸市長千葉のトライアスロンに出てましたよね？
(順位やゼッケン番号、服の色等を言う山根市議）
プライベートな時間まで詮索はしないでください
私怨に捉われすぎです。
想定をして動くのが組織行政ですので、その準備はしっかりとしていました。
ちょっとプライベートを調べすぎな山根市議！ゼッケン番号とか服の色とか出てきた時は驚きました。
台風が来るというのに何で千葉に行ってるんですか！という事を言いたかったんだと思いますが、情報共有ができる様にしているのと、18日の夕方には安芸高田市に戻ってきて19日（台風が最も近づくとされていた日）には登庁していた石丸市長。
山根市議の災害対策に対する備えの考えは確かにとは思いますが、台風が来る前から市長は災害対策本部にいなくてはいけない。という風に聞こえてしまいました。市長も休日は必要ですし、それは当然の権利です。
実際19日はお休み返上で登庁されている訳ですし、そこはちゃんと理解しなければと思いました。
③山根温子市議フレイル予防に切り込む！してやったり！？
２０２３．３ 市長が事実を答えたので質問終わります
この日はフレイル予防（健康と要介護の間の虚弱な状態）について質問に立った山根市議。
市議会では色々な事が話し合われてるのが分かりますよね。福祉や健康的に過ごす事業など、知らないワードが沢山出てきましたので、私も色々調べながら議会の動画を見ました。
フレイル予防の事業で成果があがっている事業は？
元気教室届け隊もありますね。
その中で体を動かしたり口腔ケアをすることが健康寿命を延伸する事に繋がります。
市長が若い世代に向けて舵を切った様におっしゃいました
どれがどの様に効果があるのか市は検証しています。
市民の健康増進、健康寿命を延ばす様に、市としては最もコスパがいい 最も効果が見込めるところに予算をつぎこんでいる
今一番人口の多い団塊世代の健康寿命をのばすことが市のためになるのでは？
対局をみなければいけない。通知が届いても見ない市民がいますが、
彼らに対して追加でどういう情報発信をしたらいいのでしょうか？
きわめて困難。だとしたらどうするか？
社会的ナッジ。みんながこうやってますという雰囲気を作る
介護予防費用と介護費用どちらがかかっていますか
介護費用です。一般的な見解であり市の見解ではありません。
市長が事実を答えたので質問終わります
普通に見えますね。やり取りが。
終始石丸市長が理路整然と答える感じになり、最後にしてやったりの様な質問をして終わった山根市議でした。
でも動画はこんなに冷静なやり取りではないですし、こんなに短くもなく、石丸市長がんばれ！と思わず思ってしまうやり取りなんです。
また、この時の一般質問については山根議員が温っちゃん通信で書かれています。
平均寿命と健康寿命の差は、男性で 8 年、⼥性で 12 年。健康寿命を伸ばして元気で⻑⽣きするには、栄養と運動と社会参加の３本柱が重要。⾼齢化率 40.6％（4/1 現在）の現状で、⾃らがあまりお⾦を使ってないという介護予防費⽤（げんき教室）をさらに減額し、波及効果を待つ事業にすり替えるとは、現実逃避も甚だしい。喝！
温っちゃん通信
これを読んで、初めて質問内容が分かった事もありました。
文にすると簡潔になりますね！
④石丸市長に3人で挑む！山根市議 山本市議 先川市議
２０２３．９ 今度は3人で台風の時の事に切り込む！が・・
先程の台風の事覚えてますか？②の2022年の出来事です。プライベートまで詮索しないでくださいと言われた一般質問の時ですね。その台風の時の事を、今度は清志会の3人で挑みます！
1人じゃだめでも3人なら・・・！しかしこれがまた、残念ながらグダグダになってしまいます。
執行部はなぜ台風が来る中の外出をとめなかったのか？
＜危機管理監＞
プライベートに関することなのでその事実は知らなかった。
市長や副市長がいなくても災害対応を万全につとめることが使命だと理解しております。
１７－１９は万全に対応を行ったという認識。
＜山本市議＞
危機管理監、何ともないといったの訂正されませんか
石丸市長が登場
台風は19日。月曜日の午前中にかけてが台風の山場でした。前提が間違ってます。
ここで話を聞いてない態度を取った山本市議
聞いてください
＜山本市議＞
適当じゃけ聞かない
委員長にたしなめられる山本市議
山本市議は何を一体したかったのでしょうか。
もうね。最後の方はただの子供の喧嘩でした。山本市議の『聞かない』は驚きました。質問してその答弁を聞かないというのはなぜなのでしょう？
市民の代表として質問している訳ですから、聞かないは無いですよね。
安芸高田市の市議会は大丈夫？
石丸市長と対立している山本温子市議。
議論が活発なのは前述の通り、とてもいいことだと思います！
個人的に答弁を見ていて思ったのは、石丸市長は理路整然と筋道を立ててお話ししていますよね。
(議員さん達に対する私見も入ったりはしますが）
それに対して山本市議は女性的な喋り方だなと思いました。(感情が先行する)
夫が、で？結局何？と妻に言うのと同じ感じです。
一般質問は、確かに市民が疑問に思っているんだろうなと思われる事だと思うので、聞いている事全てが間違っているとは私は思いませんでした。
市民が思っている事を伝えるのが市議の皆さんだと思いますので、ぜひ感情に左右されず市政に切り込んでほしいと思います！